前回、運命は自ら変えられ、切り開いていけるものだとお話ししました。今回はより理想の運命を作っていくためにすべきことをお話ししたいと思います。まだ行ったことのない街へ車で行くとき、私たちはカーナビか地図を頼りに行きますね。さらに海を航海しに行くことを考えてみましょう。目印になるものが何もなく、羅針盤だけが頼りです。羅針盤とは、磁石の針が南北を指すことを利用して、船舶や航空機の方位・進路を測る器械をいいます。
このように、私たちの旅にはカーナビや地図や羅針盤など、道しるべを示す装置が欠かせません。人生も同様です。道しるべの装置なしに進んでいったら、迷子になって途方に暮れてしまうでしょう。貴女の人生における道しるべを示す装置、それこそ私ども霊能者の役目です。目的地までの方角を示し、そのための最短ルートへと導く。まさに運命の案内人といえるでしょう。霊能力を否定する人は、人生の荒波に道しるべもなしで飛び込み、翻弄される羽目になります。
さて、霊能者を道しるべを示す存在としてご活用いただきたいのですが、あくまでも霊能者がすべき職域は羅針盤までだということを忘れないでください。決してカーナビを期待してはいけません。私どもはご相談者様に進むべき進、そのための手段まではお教えしますが、カーナビのように細かく「次を右に曲がります。その次100mを左に曲がります」など、行き方(生き方)すべてをお教えすることは控えています。霊能力でそこまで細かく詳細に、ご相談者様の人生を知ることは可能です。少なくとも、私ども紫魂の霊能者はすべてカーナビレベルにまでご相談者様の人生を教えて差し上げることができます。
しかし、それではいけません。霊能者の人生、霊能者の運命ではないのです。ご相談者様本人が自ら切り開いていかねばなりません。ですから、私どもはあえて羅針盤レベルのアドバイスに留め、後はご相談者様の選択に委ねます。もちろん、どうしてもと強いご要望があれば、細かく詳細にアドバイスして差し上げておりますが、決して私どもの本意ではないことをおわかりいただきたいと思います。運命を切り開いていくためには、霊能者のアドバイスに耳を傾けながら、ご自分で決めていく勇気を持ってください。その上で、また迷ったり、悩んだりすることがあれば、いつでもご相談に応じます。